Otera-terasu
浄光寺について
-About Jyokoji-
無邊山不断光院淨光寺は浄土宗の鎮西派に属し、総本山、京都知恩院の門末です。
永正2年(1505)開山念誉西欣和尚の創建によるもので、後天正元年(1573)当所守護、細川下野守の助力により、不断念仏の道場として再建しました。
現在の本堂は、宝永3年(1706)8月、11代厳誉観龍和尚の再建。庫裏方丈は、12代三誉性海和尚、表門は14代善英和尚、鐘楼堂は16代察英和尚の建立によるものです。寺宝に狩野派の本領を発揮した田中策我策の楼閣山水六曲大屏風等があります。阿弥陀如来立像は足柄の墨書によって本像が天文22年(1553)の造立と知られ、安阿弥様阿弥陀仏中、室町時代末期の様式を知る基準作例の価値を有しています。
住職
中村 真教
ようこそ、淨光寺のホームページへ。
仏教には3つの宝物があって、「佛」「法」「僧」の3つを大切にします。
佛は仏様、法は仏の教え、僧は集まり、仲間のこと。もちろん僧侶も一緒になって、お寺に集う仲間との縁を大切にするというのが仏教です。
淨光寺もご縁のある皆さまが心に安らぎを感じられるよう、皆さまとともに歩んで参ります。
南無阿弥陀仏
境内の紹介
境内入口
本堂・本尊 阿弥陀仏
庚申堂
庚申(こうしん)とは、60日に一度回ってくる干支の庚申(かのえさる)の日のこと。道教では、この庚申の夜、人間の体の中にいる三尸(さんし)の虫が、寝ている間に体から抜け出して、天帝にその人間が行った悪行を告げ口に行くと信じられていました。天帝は寿命を司る神なので、悪いことをした罰で寿命を縮めるといわれており、庚申の夜は徹夜して、三尸の虫が抜け出すのを防ぐ「庚申待ち」が行われていました。
平安時代の初期、庚申待ちには、仏教由来の青面金剛(しょうめんこんごう)を本尊として拝むようになります。これは青面金剛が三尸の虫を屈服させる力があると信じられていたからです。この青面金剛の使いとされているのがお猿さん。浄光寺の庚申堂にも、「見ざる聞かざる言わざる」の三猿が祀られています。
書院
大銀杏
庚申堂・くくり猿
くくり猿のお守りは、欲望のまま行動する猿の手足を縛ることで、わがままな自分の心を戒めるために作られたものです。欲を一つ我慢して、本尊の青面金剛に奉納することで、願いを叶えてくれるといわれています。また、災難が去る(猿)、魔除けとして、軒先にぶら下げる地域もあり、災いを代わりに受けていただけることから、「身代わり猿」とも呼ばれています。
☆くくり猿 500円
くくり猿の背中に、願い事・名前・日付を記入して吊るしてください。
浄土宗の教え
「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)。」この言葉は、大抵の方が耳にされたことがあるはずです。そう、「お念仏」ですね。きっと「阿弥陀仏(阿弥陀如来)」、「西方極楽浄土」という言葉もご存じでしょう。浄土宗の教えは、この「お念仏」をとなえて「阿弥陀仏」の「極楽浄土」へ生まれゆくこと(往生=おうじょう)を願うという、きわめてシンプルなものです。
仏教ではさまざまな修行が説かれています。どれも、私たちの抱える苦しみや悩みから自由になることーー「さとり」に至るためのものです。でも、どうでしょう。その修行は誰もができることと問われれば、いや、なかなかそれは難しい、というのが実際のところです。時間的、物理的な制約もあるでしょう。しかし何より、私たち誰もが持ち合わせている煩悩(ぼんのう)という厚い壁が妨げとなっているからにほかなりません。そこで「お念仏の教え」です。
西方極楽浄土の仏さまである阿弥陀仏は「私の国(極楽浄土)へ生まれ、あらゆる苦しみから離れたいと願うなら、私の名前を呼びなさい。そうすれば煩悩の有無などに関係なく、必ず極楽浄土へ迎え導きます」と誓われています。その誓い(本願=ほんがん)を素直に信じ心からお念仏をとなえ、悩み苦しみのない(だから極楽なのです!)仏さまの浄(きよ)らかな国へ救い導いいていただきましょう、というのが浄土宗の教えの根幹なのです。
このお念仏の教えを掲げ、法然上人(ほうねんしょうにん=1133 - 1212)が1175年に開いたのが浄土宗です。
「南無」とは、インドの言葉「ナマス」。仏教が中国に伝わった際、その発音を漢字で表記したもので、相手への最大の尊敬、絶対的な信頼を表現しています。つまり「阿弥陀さま、どうぞお導きください、お救いください!」という願い、頼る気持ち、心からの叫びが「南無阿弥陀仏」なのです。
葬儀・法事
-Funeral & memorial service-
葬儀
お亡くなりになるときはたまた故人が阿弥陀様の極楽浄土にお生まれになる時。お亡くなりになった方をお見送りするとともに、残されたご遺族や縁のある方にとっても大切なお別れの時となります。浄土宗では導師の引導や読経はもちろんのこと、参列された方とご一緒に「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」お念仏をおとなえして故人をお見送りさせていただきます。
浄土宗を開かれた法然上人が詠まれたお歌に
「露(つゆ)の身(み)は ここかしこにて きえぬとも 心は同じ 花のうてなぞ」
がございます。「朝露のようにはかない、いつどこで消えるか分からない私の命ですが、ともに往生して極楽の蓮の台(うてな)の上で再びおあいしましょう」との思いが込められています。
お旅立ちになる方も残された我々も極楽浄土で再びお会いするために心のこもったお勤めをさせて頂きます。それぞれの方にそれぞれのお別れ方法がございます。ご家族だけのお見送りから沢山の方のお見送りまで、浄光寺では皆さまが納得のいく故人にふさわしいご葬儀を心を込めてお勤めさせて頂きます。
法事
阿弥陀さまの極楽浄土にご往生された故人は、極楽浄土の蓮の花上から私たちのことを見守り良い方向に導いてくださっています。故人のため皆様で集まり手を合わせ南無阿弥陀仏のお念仏をおとなえし、お香を差し上げる事は何よりも大切な事です。仏様の前で亡き人に「ありがとう」の気持ちをみんな一緒にお届けしてください。
お葬式と初七日の後、七七日忌(四十九日)、百箇日忌、亡くなってから一年目の一周忌、二年目の三回忌、六年目の七回忌、以降十三回忌、十七回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌、五十回忌等の年回法要がございます。
故人のことを忘れずに南無阿弥陀仏のお念仏を一緒におとなえ頂ければ、故人も安心して極楽浄土から我々の事をお見守りいただけます。
不断院では人数の多少に関わらず皆様とご一緒に御本尊阿弥陀如来の前でご法事をお勤めさせて頂けます。是非皆様と一緒にご法事をお勤めしましょう。
ご葬儀・ご法事をご依頼の方
まず浄光寺にご連絡をお願い致します。事前相談も可能です。浄光寺にご依頼頂く場合は直接お寺にご連絡ください。日程の調整をさせていただきます。
すでに法要等の予定が入っている場合もございますのでまず日程確認をお願いいたします。
浄光寺の檀家・信徒以外の方でも浄土宗のお勤めでご供養させて頂きます事をご納得頂きましたらお葬式・ご法事を承ります。なお菩提寺がある場合は必ず菩提寺さんにご確認ください。
(葬儀社がお決まりで無い場合は、ご紹介が可能です)
緊急の場合は随時受付ます。事前相談等は7時~24時受付。
電話・メールでのお問い合わせ
年間行事
-Annual events-
1月
2月
3月
4月
7月
・11日 涅槃会
・21日 春庚申祭 / 春彼岸法要
・16日 誕生寺会席
・29日 花まつり
・15日 施餓鬼会
・1日 修正会
(除夜終了時 午前1時頃〜)
8月
・15日 棚経廻り(浅口市外)
・1日 棚経廻り(浅口市内)
9月
・23日 秋庚申祭 / 秋彼岸会
11月
・3日 十夜法要
・31日 除夜
12月
11月
・28日 正月準備
墓地・永代供養
-Cemetery&Perpetual memorial service-
永代供養 〜みんなのお墓〜
淨光寺では、後継者の不在等により墓碑の継承が困難な方を対象に、お念仏のみ教えにより、遺骨を合葬してお浄土での法楽を祈念し、また人生を全うして来た証になり得るよう、当山境内に、『淨光寺永代供養塔墓』を建立いたしました。宗旨宗派を問わずご使用いただけますので、御希望される方は下記要項に従ってお申込みください。
申し込みからの流れ
1
お問い合わせ
先ずは浄光寺までお問い合わせ下さい。供養料など詳細をご説明いたします。以前の宗旨宗派は問いませんが、申し込み後は浄土宗に帰依していただくこととします。
2
お申し込み
・
生前受付
淨光寺までお越し頂き十分にご理解頂けた後でお申し込みの手続きを致します。なお、生前申し込みもお受け致します。
(お申し込み時に供養料を納めて頂きます。)
3
納骨供養
納骨時には住職が浄土宗の法儀によりご回向致します。
4
その後のご供養
毎年、お盆と彼岸の期間中に合祀者の回向をいたします。
個別の年忌法要(ご法事)も要望に応じて行うことができます
墓地 〜浄光寺霊園〜
鴨方東幼稚園の裏手高台に墓地がございます。
宗派関係なくお墓を建てることができますので、お気軽にご相談ください。